2026年までの総合内科専門医試験措置的受験(病歴要約提出免除)について

総合内科専門医

初めまして。市中病院で医師として働いているKateです。

私は、2024年に総合内科専門医試験を受けました。

常勤として働き、2人の子供を育てながら、試験勉強を行って合格するのは絶対に無理だと思い、半ば試験を受けることを放棄していました

でも今回、受けようと思ったのは、紛れもなくこの措置的受験が2026年までということを知っていたからです

措置的受験とは、現在認定内科医の方が10症例の提出を免除してもらい、総合内科専門医受験ができる権利のことです

これが、なんと2026年までの措置なのです

2026年を過ぎるとどうなるかというと、病歴要約をまた10症例出すという手間が発生してしまうのです

試験勉強をするだけでも億劫なのに、その上病歴10症例書いて、上級医にサインとかもらって・・・って面倒じゃないですか・・・?

私は極力面倒な仕事はしたくないので、2026年までに絶対に措置的受験をしよう!!と心に決めていました・・・

けど実際、総合内科専門医って・・・難しいって聞くし、試験勉強する暇なんてないし・・・・って言ってズルズルきてました・・・

そして重い腰を上げました・・・そんな方がこの世の中にはたくさんいるのでは、と考えて少しでもお役に立ちたいと記事を書いてます

これが、内科学会から出されている簡易図です

今回の措置的受験は①にあたります

(内科学会ホームページより引用)

2015年の認定内科医取得者 ⇒ 2021年度~2026年度までの中で1回のみ措置的受験可能
2016年の認定内科医取得者 ⇒ 2022年度~2026年度までの中で1回のみ措置的受験可能
2017年の認定内科医取得者 ⇒ 2023年度~2026年度までの中で1回のみ措置的受験可能
2018年の認定内科医取得者 ⇒ 2024年度~2026年度までの中で1回のみ措置的受験可能
2019年の認定内科医取得者 ⇒ 2025年度~2026年度までの中で1回のみ措置的受験可能

ということになります。

ここで注目しないといけないのは、1回のみ!!ということ

つまり一発合格しか許されないんですね・・・これが受験のハードルを上げていますよね・・・

もちろん、措置的受験をせずに病歴要約を提出し、総合内科専門医試験受験することは可能です

その場合、筆記試験が不合格で試験不合格であった場合でも、次年度以降は病歴要約免除となります

受験する年のワークライフバランスを鑑みて、2025年に受けるか、2026年に受けるか考えていくのがいいのではないかと思います

そしてもう一つ、継続的な内科への従事は原則として週31時間以上の内科勤務、内科臨床大学院在学中の場合は週1日以上の内科勤務

と書かれています 

私が調べたところによると、内科臨床大学院在学中で週0.5日の内科勤務をされた方は受験資格を与えられなかった方もいらっしゃるようで

この辺りは内科学会に問い合わせてみるか、或いは、あくまでも申込時点での勤務状況のため、

受験資格獲得のために、その時期は週1日以上の内科勤務としてしまうのも一つかと思います

措置的受験が可能なのは2026年度までということもあり、2025年度2026年度は受験者が殺到するのではないかと予想されます

セルフトレーニング問題を2年分解く必要があるので(忘れがち)一度もセルフトレーニング問題を解いたことがなくて、2026年度の受験をするためには

2025年, 2024年, 2023年, 2022年, 2021年の対象年度内に2回以上のセルフトレーニング問題合格実績が必要です

なので残念ですが今の時点でセルフトレーニング問題を一回も解いたことがないって方は、2026年の総合内科専門医試験措置的受験はできないことになります

自分がセルフトレーニング問題を何回受けたかわからない場合

Personal webサイトで表示されるセルフトレーニング問題での取得単位数は、認定医更新からのものしか表示されないため、

「2回受けたはずなのに、1回しか受けたことになってる~!総合内科専門医試験受けられない~!」

って焦るの、あるあるです

認定医更新前にセルフトレーニング問題(60%以上の正答率)を受けたかどうかは電話で問い合わせるしかありません

私も2回受けたはずなのに、Personal webサイトで表示されるセルフトレーニング問題での取得単位数は1回となっていて焦りました

問い合わせをしたら、「受けてますよ~」、となったので安心しました

その際認定医更新前に自分がセルフトレーニング問題を何回受けたか確認する方法を聞きましたが、電話で問い合わせるしかないようです

実は認定医更新前に一回受けていた、などもありうるので問い合わせてみましょう

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