専門医という肩書きに縛られすぎると、本当にやりたいことが見えなくなる

今の私は臨床を続けたい気持ちと、減らしたい気持ち。その両方が自分の中に同時に存在してる。

忙しさや責任の重さに押しつぶされそうになる一方で、「医師として働き続ける価値」を手放すことへの不安も消えない。

キャリアをどう設計するべきなのか、明確な答えはまだ出ていない。


目次

■ 臨床を続ける理由

臨床には確かにやりがいがある。

  • 目の前の患者が良くなる瞬間に立ち会えること
  • 診断の糸口が見えた時の感覚
  • 自分の知識や経験が人の役に立つ実感

こうした瞬間は、医師としての原点を思い出させてくれる。むしろ、それしかやってこなかったから最大限自分のスキルが活かせる場所ではある。


■ それでも、臨床が重く感じる理由

同時に、臨床は“軽い仕事”ではない。

  • 途切れない責任
  • 知識を更新し続けるプレッシャー
  • 休んでも完全には休めない感覚
  • 時短勤務や働き方への周囲の視線

一生これを続けていくのか・・・と思うと気が重くなる。

そう思う瞬間は増えていく。

「本当は臨床を減らしたい」と思うのは、甘えなのかな・・・


■ それでもやめられない“肩書きへの怖さ”

医師という肩書きは、簡単に捨てられるものではない。

  • ここまで積み上げてきたキャリア
  • 専門医としての資格
  • 十数年の経験
  • “医師をやめた後の自分が想像できない”恐怖

臨床を続ける理由の半分は、この「手放すのが怖い」という感覚かもしれない。。。


■ 自由に生きたい気持ちとのギャップ

一方で、もっと自由に働きたいと思う自分も確かにいる。

  • 新しい分野に挑戦したい
  • 家族との時間を増やしたい
  • 心の余白を取り戻したい
  • 医療以外のスキルを伸ばしたい

片方だけを選べばスッキリするのに、どちらも捨てがたい。

この矛盾が、日々の迷いを生んでいるんだと思う。


■ 結論が出ないまま、それでも進む

おそらく、今の段階で明確な答えは出ない。

それでも、立ち止まらずに少しずつ前に進むしかない。

  • 臨床は細く続ける
  • 新しい挑戦も並行して進めてみる
  • 無理に結論を出そうとしない
  • 選択肢はいつでも調整できると知っておく

“正解”を探すのではなく、

“自分の歩幅で続けられる形”を見つけていくこと。

今はその途中なのだと思う。


■ おわりに

キャリアに悩むのは悪いことではない。特に女性医師は悩むこと多いと思う・・・

むしろ、それだけ真剣に生きようとしている証拠だし、仕事にも真剣な証拠。

臨床を減らしたい気持ちも、医師を手放すのが怖い気持ちも、どちらも本音。

その間で揺れている今の自分を、そのまま認めながら進んでいく。

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この記事を書いた人

医師として10年以上働きながら、子どもを育てているママ医です。
医療の現場で働く中で、「このままの働き方をいつまで続けられるのか」と感じるようになりました。
同時に、AIやプログラミングが医療や社会を変えていく流れを感じて、
「もし私もこの波に乗れたら、何かが変わるかもしれない」と思うようになりました。このブログでは、AI・プログラミングの学び直し、医師としてのキャリア再構築、そして子育てと挑戦の両立という、日々の試行錯誤を記録していきます。
まだ“できた人”ではなく、“変わりたいと願う人”としての記録です。
私の迷いと実験の記録が、誰かの次の一歩のヒントになれば嬉しいです。

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